岡山大学医学部皮膚科学教室は、1960年(昭和35年)皮膚科泌尿器科学教室が皮膚科学教室と泌尿器科学教室に分離したときに独立講座となりました。
教室の歴史としては1913年(大正2年) 筒井八百珠教授が岡山医学専門学校長として、赴任し、皮膚科花柳病科教授と兼任していたときに始まったと言えます。
その後、1921年(大正10年)皮膚科泌尿器科学教室と改称されています。
分離した皮膚科学教室の歴代教授は谷奥喜平教授、野原望教授、荒田次郎名誉教授、そして現在は岩月啓氏(けいじ)が担当しています。
また、2001年4月から大学院化に伴って、岡山大学大学院医歯学総合研究科 皮膚・粘膜・結合織学分野に改称しています。(2005年4月からは岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 皮膚・粘膜・結合織学分野と改称)
当教室の主な研究は、皮膚の生化学、免疫学、感染症学、皮膚腫瘍学を中心にしてきています。
臨床的には皮膚科疾患全般、アトピー性皮膚炎、細菌感染症、乾癬、角化異常症、膠原病、皮膚リンパ腫、光力学療法などの診療のほか、皮膚の様々な腫瘍に対する最新の治療を含めて多角的治療に力を入れています。
General Medicineの中で通用する世界的視野を持った皮膚科医の育成を目指しています。
教室のモットーは
「Speedyに、Activeに、Productiveに、そしてContinuousに」です。そして何よりも自らを向上させる「情熱の持続」を大切にしたいと 思っています。